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​中山 大将 Taisho Nakayama

写真1:倒壊した日露戦争記念碑(サハリン、2012年)

倒壊した日露戦争記念碑(サハリン, 2012年)

写真2:サハリン州郷土博物館(サハリン、2015年)

サハリン州郷土博物館(サハリン, 2015年)

ディシプリン 歴史学

研究対象地域 サハリン・樺太、北海道

研究テーマ

北海道・樺太農業社会史

・サハリン残留日本人研究

・境界地域史

ボーダー(境界)について一言

 近代という時代は〈国境と国民の時代〉とも言えます。土地は〈国境〉で区切られ、人は〈国民〉に分けられることで、秩序が維持されようとします。しかし、〈国境〉も〈国民〉も不変なものではなく変化し続けてきました。「境界地域史」では、〈国境〉が変わると何が起きるのかを歴史的視野で考えます。そこで見えてくるのは、国境のような〈境界〉の位置が変わる〈境界変動〉と国民の範囲が変わる〈国民再編〉や人びとが大量に移動する〈住民移動〉が連動して起き、それらの経験が社会情勢の影響を受けながら共有される〈記憶構築〉が起きるということです。〈境界変動〉とそれが引き起こす諸現象の〈歴史〉を知ることは、我々が生きる〈いま〉を知ることでもあり、また我々の〈未来〉を考えることにもつながります。

中山大将の研究紹介
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